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住宅計画のいろは:部屋の広さと役割の基本

家づくりで意外と悩むのが「部屋の広さ」です。
広すぎるとコストがかかり、狭すぎると
暮らしにくくなってしまいます。
そこで今回は、住宅に多い部屋と、
その広さの目安を「帖(じょう)」と
「㎡」でわかりやすくまとめました。
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LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
16帖(約26㎡) … 2~3人家族に十分
20帖~24帖以上(約33㎡~39㎡~)
… 4~6人家族には快適
家族みんなが集まる中心の場所。
食事やくつろぎの時間を考えると、
人数に合わせた広さが大切です。
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寝室
6帖(約10㎡)~8帖(約13㎡)
夫婦の寝室は8帖が一般的です。
ただし、お子さまが大きくなり
「ほとんどの時間をリビングで過ごす」
というご家庭では6帖でも十分。
寝室は“寝るための空間”と割り切る
のも一つの考え方です。

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子ども部屋
4.5帖(約7㎡)~6帖(約10㎡)
小さいうちは兄弟で共有し、成長に
合わせて仕切るケースが多いです。
最近は、勉強机をリビングに置く
スタイルも人気で、子ども部屋は
「寝るだけ」「荷物置き」と割り切る
ご家庭も増えています。
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収納(物入・クローゼット・納戸)
住宅全体の約30%を目安に。
思った以上に大切なのが収納です。
ファミリークローゼットや廊下収納を
設けると片付けやすくなります。
玄関近くの収納 … ジャケットや帽子、
カバンなどをすぐ掛けられて便利。
帰宅後の動線がスムーズになります。
廊下収納+コンセント … Wi-Fiルーターや
掃除機の充電場所に活用でき、生活が快適に。
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水まわり(浴室・洗面・トイレ
・ランドリースペース)
浴室 … 1坪タイプ(約2帖・3.3㎡)が標準。
ゆとりが欲しい方は1.25坪も人気。
(お子さま二人を同時に入浴させるような
ご家庭では、ゆとりのあるサイズが
おすすめです。)
洗面脱衣室 … 2帖(約3.3㎡)~3帖(約5㎡)。
家族が多い場合は広めや2ボウル仕様も便利。
トイレ … 約1帖(1.6㎡)。2階建ての場合は、
2階にもトイレと洗面台を設置すると
夜間や混雑時に安心。
ランドリールーム・ランドリーパイプ …
冬や梅雨、花粉の季節に大活躍。
洗濯脱衣室にランドリーパイプを
付ければ、部屋干しも快適です。

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まとめ
部屋の広さに「正解」はありませんが、
家族の人数やライフスタイルによって
必要なサイズ感は大きく変わります。
今回の目安を知っておくと、
間取り打ち合わせのときに
イメージしやすくなります。
私自身まだ勉強中ですが、お客様と一緒に
「暮らしやすいサイズ感」を
考えていければと思います。
